ビューティー 楽屋のひとりごと 連載

楽屋ミラーでメイクアップ!!舞台女優のメイクのお供はデコられた鏡です♡

皆様は「楽屋ミラー」なる鏡をご存知でしょうか? 「女優ミラー」「デコミラー」なんて呼ばれることも多いようです。

これは、楽屋で役者がメイクするときに使う鏡。私はずっとこの鏡を愛用しています♡

楽屋ミラーとは?

「楽屋ミラー」という響きから、なんだかキラキラした特別な鏡のように感じますよね。簡単に言ってしまうと「造花やリボンでデコった手鏡」で、役者が楽屋でメイクする時に使っています。

もちろん、デコられた鏡ではなく、ごくシンプルなミラーを使っている方もいらっしゃいます。

役者の必須アイテム! というわけではなく、完全に個人が趣味で持っているアイテムです。

デザインは多彩!

造花やリボンを使ってデコるのでデザインは自由自在。たいていは舞台役者本人の好きな色やイメージカラー、もしくは演じている役柄に合わせたデザインを、オリジナルで製作します。

私の場合は2.5次元ミュージカル『マカロンちゃんの憂鬱』で演じたマカロンちゃんをイメージした楽屋ミラーに♡

マカロンちゃんの衣装に合わせた淡いパステルカラーのピンク・イエロー・ブルーを基調に、チュールのふわふわ感やお菓子のパッケージをイメージした鏡は大のお気に入り♡

もうかなり年季が入っているのですが、私の舞台メイク研究を見守ってきてくれた鏡でもあるので、愛着があって大切に使い続けています。

宝塚の方などは、演目や役柄に合わせて公演の度に新しい楽屋ミラーを作るそうですよ〜!

気分も実用も♪

ほとんどの劇場の楽屋には鏡があるのになんでわざわざ楽屋ミラーを使ってるのかと言えば、理由はふたつ。

ひとつめは、可愛いデザインや役柄に合ったデザインの鏡を使うとテンションが上がるから!!(「気分かよ!」というツッコミが入りそうですが、気持ちを盛り上げることも大切です♡)

そしてもうふたつめは、近距離での見え方や実際の見え方を確認するために手鏡が便利だから。

舞台メイクは遠くから見られることが前提なので、楽屋に設置されている鏡は大きくてやや遠目に見えるものがほとんど。

もちろん最終的な確認は大きな鏡で行うのですが、つけまつげがちゃんと付いているかなどのディテールは小さな手鏡の方が見やすいのです。

また鏡は左右反転して映るので、実はホンモノとは見え方が若干違ってきます。そんなときは楽屋の鏡と手鏡を向かい合わせて、いわゆる「合わせ鏡」の状態にすると、反転が反転されて実物と同じ見え方になるのでこれを利用してチェック!!

実物と同じ見え方になると、鏡では気が付かなかったメイクの左右差などに気がつくことがあるので、私はメイクの最終チェックは合わせ鏡で行うことを習慣にしています。

というわけで、気分を上げる面でも実用面でも、楽屋ミラーを愛用し続けている私なのでした。

執筆・撮影:五條なつき
(c)Rrose Sélavy