[衣・美]おしゃれは戦術 ビューティー 舞台女優の美容術 連載

クレンジングの「乳化」めちゃくちゃ大切です!【舞台女優の美容術#23】

私、これまでかなりたくさんの種類のクレンジングをレビューしてきました。その中で気がついたことがあるので、声を大にして伝えさせていただきたいと思います。

「クレンジングは乳化して!!!」

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5分からできる!スペシャルスキンケア特集【舞台女優の美容術#22】

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乳化しないと落ちないよ

もし「あんまりメイクが落ちないんだよね」と思っているクレンジングをお持ちでしたら、使用手順を確認してみてください。

そこに「乳化」という言葉はありませんか……?

乳化が必要なクレンジングは、ただなじませるだけではメイクが落としきれないことがあります。そう、乳化はメイクオフのために必ず必要な工程なのです!!

乳化とは?

オイル・ジェル・ミルクなどさまざまなタイプがあるクレンジング。どんなタイプでも、油性の汚れ(メイク)を落とすため「油分が含まれる」設計になっています。

クレンジングの油分と洗い流しで使う水分が混ざり合って白濁するのが「乳化」です。

2層式ドレッシングをふると、水と油が混ざり合ってにごる感じをイメージしていただけるとわかりやすいでしょうか。

なんで乳化が必要なの?

基本的に、メイク汚れや皮脂などの油性の汚れはすすぎに使う水分と混ざりにくい性質を持っています。

そこでクレンジングを乳化させると、メイクや皮脂など油性の汚れが肌表面に浮き上がってくるんです。

汚れが浮くことによってゴシゴシこすらなくてもメイクがオフしやすくなりますよ!

実際、私もクレンジングだけでこすっているときは「このクレンジング、ウォータープルーフのコスメが全然落ちないな…」と思っていても、乳化させた途端にオフできることが多いんですよね。

なので使用手順に「乳化させてください」と書いてあれば、乳化したときに初めて実力を発揮してくれるクレンジングの可能性が高いです。

乳化のやり方

パッケージの使用手順には「メイクとクレンジングをなじませたら水やぬるま湯を加えて乳化させる」とだけ書いてあることが多いのですが、水やぬるま湯をたくさん加えると乳化する前にクレンジングが洗い流されてしまうことがあります(笑)

なので私は、

1.クレンジングをメイクとなじませる
2.手のひらについたクレンジングにほんの数滴だけ水やぬるま湯を加えて手をこすりあわせて乳化させる
3.その手で顔を優しくくるくるして、顔全体のクレンジングを乳化させる

という手順を踏むことを心がけています。

ズボラな私は「だったら最初から濡れた手でクレンジングすればいいんじゃ?」と思ったこともあるのですが、実際に濡れた手でクレンジングするとメイク落ちが悪くなりますよね?

その原因は、最初にクレンジングの油分が水分に包まれる→油性分のメイクが浮き上がらず顔に残ったまま、という状態になってしまうからだそう。

メイクをしっかりオフしないと肌荒れの原因になることも。

ちょっぴり面倒ではありますが、 乾いた手でクレンジングをスタート→メイクとなじませてから乳化という手順を守るようにしましょうね!

クレンジングについてはこちらでもご紹介しています▼

参考

私のクレンジングルール 〜3つの気をつけていること〜【舞台女優の美容術#4】

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シルクでヘアケア・ハンドケアしてみたら感動した話【舞台女優の美容術#24】

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執筆・撮影:五條なつき
(c)Rrose Sélavy

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