ルーシーあれこれ 特集:ルーシー・フラワーズ2022

【キャラクター解説】陽気に狂気に乱デブー⁉︎唯一無二のお騒がせクイーン、八の字眉幸子編

みなさん、こんにちは!イラストレーターのめいるです♪

この連載では『ルーシー・フラワーズは風に乗り、まだ見ぬ世界の扉を開けた』に登場する個性豊かなキャラクター達を、めいる独自の目線でイラスト&写真と共に解説しています。

今回ご紹介するのは、ひとつめのお話で彗星の如く現れたトラブルメーカー、八の字眉幸子!彼女の狂気的な魅力について語っていきたいと思います。

登場話おさらい

まずは八の字眉幸子初登場回となった、ひとつ目のお話を簡単に振り返っていきたいと思います♪

突如ルーとシーのお家に訪ねてきた八の字眉幸子、もとい本名トッテン・トット夫人。2人に相談したい事があるようですが、常にびくびく何かに怯え、挙動不審な行動を繰り返す不思議な女性です。


△シーが置き忘れたパン切りナイフを見るや否や「ナイフーーー!!」と絶叫。

どうやら彼女は感情の起伏がかなり激しいようで、ルーやシーとの会話でも一喜一憂、大忙し!

そんな彼女のお悩みは「大切なものを何処かに落としてきてしまった」というもの。ルーシーが「どこに?」と尋ねると首を横に振るトット夫人。

「どこにじゃなく、“なにを”落としたのかがわからない」と言うのです。 これにはルーとシーもびっくり! 「えーーー!!!」と驚いたついでに「ヨーロレイヒー♪」とヨーデルを歌ってしまう始末。

そんなトット夫人の様子から、忘れてしまったのは「忘却の岩」の仕業では? と気がつくシー。それに続いてルーが「忘却と記憶は一体不可分で決して切り離せないもの」、つまり人生において〝忘れることがどれだけ大切な事なのか”を教えるのでした。

「八の字眉幸子」誕生秘話

その教えを聞き、自らを解き放つ事に成功するトット夫人。あまりの感動に目から鱗が落ちたようで「ここにきたのも運命の導き! 」と1人で勝手に大盛り上がり。

これからは自分もルーシー・フラワーズの一員であると宣言します。(ルーとシーはたじたじ……笑)

そんな中、ルーがある事に気付きます。それはトット夫人の眉毛が八の字眉(困り眉)だという事。「今日からあなたは“八の字眉幸子”ね!」そう宣言すると、トットさんなんだか満更でもないご様子……笑

こうしてトッテン・トット夫人改め八の字眉幸子は、毎回台風のように現れるお騒がせトラブルメーカーと変貌し、物語を大きく動かす重要人物となったのでした。


△「前髪切りすぎた訳じゃないの、サイドが伸びただけ」がお決まりのルーとシー。幸子も2回目の登場時にはルーシー・フラワーズの一員として前髪を短くして登場しました。

壮大に歌う名曲の数々

幸子さんといえばその歌声もとっても魅力的!ひとつ目のお話で披露した「ハンガリアン狂詩曲(ラプソディー)」を皮切りに、彼女の激しい情緒を反映させる壮大な楽曲が次々と登場しました。

また、その振り幅の大きさにはびっくりする事間違いなし! 時にはハンガリアン風、時には懐メロ歌謡風、時にはガムラン風……⁉︎ 作曲している関口先生の引き出しの多さと、それを見事に歌い上げている大西佐依さんの歌唱力に拍手喝采です。

また恋多き女八の字眉幸子の、勝手に妄想ラブソングも迷惑乙女全開な幸子が見れて、大好きです! (「新宿の女」や「貴方がくれたチーズ・タッカルビ」など。)

今後配信される機会があれば、幸子さんの歌声はもちろん、ぜひその歌詞にも注目してお楽しみ頂きたいなと思います♪

幸子劇場!お取り寄せ

回を重ねるごとに幸子さんのとあるシーンが名物化していきました。それが、八の字眉幸子のお取り寄せ!

毎回ルーシー達へのお土産に「世の終わりのパスタ屋」(凄い名前……笑)でお取り寄せをしている幸子さん。最初のお土産「“傷口に塩”という大辛口純米酒」を筆頭に、毎回その独特なネーミングセンスの新作商品を紹介してくれるのですが、

この商品の名前がとんでもなく長い!!!

そしてなぜかアラサー・アラフォー独身女性の内面や焦りを代弁したかのような謎のストーリーが商品名にこれでもかと盛り込まれてるのです‼︎ 中にはこのお取り寄せが胸に刺さるう〜……というお客さんもいるとかいないとか……笑

とにかく舞台版では「幸子劇場」として定番になっていたこのシーン。披露している時の幸子さんは、そう!まるで1人落語をしているかのよう。

たった1人で長時間場を盛り上げ続ける事ができるのは、きっと演じている大西佐依さんの努力の賜物ですよね。これについてはもう、凄い! のひと言に尽きます。声を大にして言いましょう。八の字眉幸子さん、ブラボーー!!

喜劇な幸子

2話以降のお話では毎回クライアントベイベー(相談者たち)をルーとシーのお家に連れてくる、案内人のようなポジションになっていった幸子さん。

性格もどんどん陽気になり(?)厚かましく前に出てくる事も覚え、色んなシーンでグイグイその個性を発揮していきましたね!

今や八の字眉幸子のキャラの濃さはルーシー達をも飲み飲む勢い(笑)彼女のすさまじいパワープレーは見る人の度肝を抜く事間違いなし!


△後ろの幸子さんの存在感と表情が凄すぎて…目があったら最後!幸子に釘付け!

彼女の行動は道化のように滑稽で、いきすぎた部分もあるのだけれど……なぜか心のどこかで共感できてしまう部分もある摩訶不思議な存在……。

そして、彼女のトラブルは大体彼女自身が引き起こしているものばかり。心のどこかで「おっかしいの〜!」と笑ってしまう反面、「あ。自分もこういうとこあるかも、気をつけなきゃ……」と、そっと自分を振り返るきっかけになることも。

そう考えると八の字眉幸子の影響力って実は物凄いのかもしれません。彼女の隠れファンが多いのも頷けます!

ルーシー・フラワーズの世界にはもう絶対に欠かせない、唯一無二のキャラクターですよね。もしかすると「令和の喜劇王は八の字眉幸子!」といっても過言ではないのかも……? 彼女の勢いはもう誰にも止められなーーい♪

次回予告

ルーとシーのお家には様々なファミリー達が暮らしているのをご存じでしたか?ベンジャミン、タンバリン男爵、ポスト夫人……。

次回は2人の生活を彩る愉快な仲間達にスポットをあてて語っていきたいと思います!

どうぞお楽しみに♪

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写真提供:楽劇座
執筆・イラスト:めいる
(c)Rrose Sélavy