創る×遊ぶ!クリエイターのライフスタイルWebマガジン「Rrose Sélavy ONLINE」は演劇関係・音楽関係の読者様も多く、よくご質問をいただきます。
そこで読者の方から寄せられた、演劇や音楽についてのさまざまなお悩みにお答えするべく【お悩み相談室】を開くことにしました。
スキルアップ・創作術・進路についてなど、専門家ならではの視点でお答えします!
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【演劇お悩み相談室】第1回/演劇ワークショップとは?初心者へのおすすめはある?
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今回のお悩み
オーディションの書類をどう書いたらいいのかわかりません。
写真も可愛く撮れている方がいいですよね?
書類審査に受かるためには、どうすればいいのでしょうか?
オーディション書類の心得
まず大切なのは、オーディションの募集要項をしっかり確認すること。
担当スタッフはものすごい数の応募書類をチェックするので、募集要項をよく読まずに、ほかのオーディションと同じ当たり障りのない文章を使いまわしていると「ほかのオーディションにも全く同じ文章で送ってるんだろうな」と気が付きます。
また、自分をすごい経歴に見せようとして大げさな内容を書く人もいますが、これも逆効果です。嘘をついたり、できることを誇大にアピールしても、面接でバレてしまいます。
応募への熱意と、ありのままのあなたの個性が伝わるように書くことが基本です。
個性を伝えるには?
1度も会ったことがない審査員に、文字だけで自分の個性を伝えるのはとても難しいことです。
志望動機や自己アピールに、ただ「頑張ります!」とだけ書くのではなく、自分らしいエピソードを添えたり、人と違った趣味や特技があれば書き添えてみましょう。
とくに、面接のときに実際に披露できる趣味・特技があるなら書いておけば、審査員から「この特技やってみて!」と個性をアピールする時間をもらえることがあります。
そのためにも、普段からいろいろなことに興味を持って挑戦しておくといいですよ。
写真のポイント
そして、オーディションの書類審査で重要なのは写真です。意外とNGな写真を送ってくる方も多いので、気をつけましょう。
<NG例>
・ピントがあっていない
・「全身写真」と指定があるのに、頭〜足先まで写っていない
・洋服がダボダボで体型がわからない
・大勢で写っていて、どれが本人かわからない
・背景が汚い(散らかった部屋だと、本人よりも部屋に目がいきます)
・加工しすぎて元々の顔と全く違う顔になっている
特に最近はアプリで簡単に加工できてしまうので、写真を加工しすぎてしまう方が多いようです。
少しの加工なら問題ありませんが、目の大きさや輪郭を大幅に変えるような加工はやめましょう。審査員も加工写真を見慣れているので、「これは加工だな」とすぐにバレてしまいます。
<OK例>
・ピントがあっている
・顔やスタイルがよくわかる
・応募の指定(顔アップなのか、バストアップなのか、全身なのか……)が守られている
・過度な加工がない
無理に加工して可愛い写真をつくるよりも、自分だけの個性や魅力が伝わるような写真を撮るようにしましょう!
相手への気遣いも忘れずに!
また、担当スタッフはかなりの数の書類をチェックすることになるので、読みやすい応募書類にすることも心がけましょう。
<NG例>
・文字が小さすぎて読めない
あまりに書き込みが細かいと、きちんと読んでもらえないかもしれません
・応募書式が守られていない
例えば、「A4サイズの用紙で」とあるのに違うサイズで送っていませんか?
・文字化けしている
最近はネットでの応募も増えましたが、可愛いからと言って特殊なフォントを指定すると相手には文字化けして届く可能性もあります。
・必要以上のものを同封する
例えば、選びきれないからと言って何枚も写真を同封していませんか? たくさんの応募書類をチェックする担当スタッフにとっては、何枚もの写真をまとめるだけでも大変な作業です。
この辺りは、オーディション書類かどうかに関わらず「会ったことがない人に手紙を出す」つもりで考えてみてはどうでしょう? 相手はとても忙しい人ですが、あなたは自分の手紙を相手に読んでもらいたいのです。だとしたら、どうしますか?
・自分を実際以上にすごい人に見せようとせず、素直に書く。
・相手が指定しているサイズや写真の枚数などの決まりはしっかり守る。
この3点が守られているだけでも、悪い印象を持たれることはないと思います。当たり前のことではありますが、改めて意識してみてくださいね。
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監修:Rrose Sélavy
執筆:編集部
(c)Rrose Sélavy