RroseSélavyについて

Rrose Sélavy(ローズセラヴィ)は、新宿御苑の”小さな劇場”からスタートしました。
それは劇場の名前であると同時に、一つの小さな”動き”を意味する名前でもありました。

名前の由来

フランス語の ”c’est la vie” (これが人生さ!)にちなんで、頭につける言葉を変えることにより、「〇〇、これが人生さ!」となるわけです。

例えば、 ”Theatre” が頭に付けば「演劇、これが人生さ!」となり、 “Music” が頭に付けば「音楽、これが人生さ!」といった具合に。

テーマは毎月変わっても良く、”Mode” が付けば、その空間は洋品店にもなり得る、そうした流動的なネーミングを意図していました。これが ”動き” です。

ローズセラヴィと演劇

ですので「なぜ “劇場” だったのか?」といえば、結果的に毎月、演劇をやることになったという、ただそれだけの話です。

気付けば8年間にわたっての毎月連続公演を達成し、100作品を上演して参りました。

音楽劇が多かったのは、私がもともと作曲家でもあり、当初の構想として”Music,Sélavy”もプログラムに含まれていた為です。

ですが、毎月新作の脚本&演出を担当し、さらに別枠で音楽活動を行うには1日24時間は短すぎる。そこで、全てをいっぺんにやってしまったという次第です。

"Rrose"について

さて、それでは “Rrose” は何なのか?

頭にRが重なっている点に注目して頂きたいのですが、これは決して表記ミスなどではなく、敢えてこの様な表記となります。

これはマルセル・デュシャンの別名義(女性名義!?)であり、瀧口修造氏が ”オブジェの店” を構想した際にも、デュシャンはそれ(店名)を「Rrose Sélavy」と命名したとされます。

瀧口氏の “オブジェの店” は幻と終わりましたが、「もし、そんな店が実在したら?」といったイメージを膨らませ、「レディメイド=既製品に新たな意味を見出し、芸術文化の脱構築を図る」をコンセプトとした “無形のオブジェ(芸術文化)の店” をオープンするに至りました。

それが私たちのRrose Sélavyです。

Rrose Sélavy 主幹   関口 純